フロントピラーは、自動車のフロントウィンドウとサイドウィンドウの間に位置する「柱」を加飾する内装部品です。単なる装飾部品ではなく、衝突時の衝撃吸収や、サイドカーテンエアバッグのカバーとしての機能も求められる、安全性と機能性を兼ね備えた重要な部品です。特に高級車においては、インテリアの質感向上のために、ピラー全体にソフトな表皮を巻く加工が求められます。

当社では、グループ会社である株式会社ケーエスジーが開発した表皮巻き機と加圧機を活用し、部品の形状にフィットする美しい巻き込みと、確実な接着を実現。素材や曲面に応じた加圧条件の調整により、浮きやシワのない仕上がりを可能にしています。さらに、社内での工程改善や品質管理活動を通じて、加飾精度と生産効率の両立を追求。意匠性・機能性・安全性のすべてにおいて高い要求水準を満たす製品づくりを実現しています。